高校受験、最初の一歩 ― 何から始めればいいかわからない人へ贈る7つのガイド ―
有利ゼミナール「受験勉強を始めたいけど、何から手をつければいいのか分からない」
「勉強はしているつもりだけど、このままで合格できるのか不安…」
「周りは動き始めているのに、自分だけが置いていかれている気がする」
高校受験を控える中学生、そしてその保護者の皆さんへ。
このような“もやもや”を抱えた状態は、あなただけではありません。
むしろ、「何から始めればいいか分からない」という悩みこそが、多くの受験生に共通する“最初の壁”です。
けれど、安心してください。
受験勉強は、「正しい順番で」「無理なく」「計画的に」始めることで、誰でもしっかりと前進することができます。
この記事では、「高校受験、最初の一歩」を踏み出すために必要な7つのステップを、具体的かつわかりやすく解説します。
ステップ1｜まず「ゴール」を知ろう：志望校を“なんとなく”決める
まだ志望校が決まっていない人でも大丈夫です。
大切なのは、「将来どうなりたいか」「どんな高校生活を送りたいか」を言葉にしてみること。
- 通学時間はどのくらいがいい？
- 部活は続けたい？
- 制服、校風、学科…何を重視する？
- 公立か私立か？進学重視かのびのび型か？
こうした問いを通じて、「自分がどんな高校に行きたいのか」の輪郭が少しずつ浮かび上がってきます。
保護者の方は、過度に口を出すのではなく、「一緒に考えるパートナー」として寄り添ってあげてください。
ステップ2｜「今の自分」を知る：模試・定期テストの振り返り
次にやるべきは、「今の学力の把握」です。
- 定期テストで苦手な教科は？
- 模試の結果から、偏差値や順位は？
- 過去の答案から、ケアレスミスや理解不足は見えている？
これをもとに、「まずはここを強化しよう」という“戦略的スタート地点”を設定しましょう。
📌【ポイント】
志望校の偏差値よりも、「自分との距離感」を数字で把握することが大切です。
ステップ3｜「毎日の勉強時間」を確保する
受験勉強は、いきなり5時間・10時間やるものではありません。
むしろ、「毎日1時間を安定して続ける」ことの方が何倍も価値があります。
おすすめのスタート方法：
- 平日：1日90分（学校の宿題込み）
- 休日：午前中に2時間＋復習30分
- 21時以降は暗記科目や軽い復習に充てる
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ステップ4｜「教科ごとの戦略」を立てる
「何をやるか」が見えてくると、「どの教科からやるか」が気になってくるでしょう。
基本戦略は以下の通りです：
- 英語・数学は“積み上げ型” → 今すぐ対策を始める
- 理科・社会は“暗記型” → 夏〜秋から本格対策でOK
- 国語は“読解力＋解法の慣れ” → 少量でも継続が鍵
おすすめは、「英数中心に据えて、他教科は1日1問ペース」でじわじわ広げていくことです。
ステップ5｜「勉強法」を最適化する
受験生の多くがやってしまうのが、「とにかく問題を解きまくる」方式。
しかし、本当に効果があるのは、
「間違えた原因を分析し、再現できるように復習する」
というプロセスです。
📘【具体例】：
英語長文で間違えた場合
→ ×意味が分からなかった単語を赤シートで暗記
→ ×選択肢の消去法が使えなかった理由を分析
「やりっぱなし」ではなく、「振り返りと修正」が受験勉強の本質です。
ステップ6｜「使う教材」を早めに固定する
教材は多ければ多いほど良いわけではありません。
むしろ、「1冊をやり切る経験」の方が圧倒的に大切です。
📚選び方の目安：
- 学校のワークを繰り返し使う（基礎〜標準）
- 塾のテキスト or 市販の薄型問題集で応用力UP
- 間違えた問題だけを集めた“自作ノート”をつくる
「教材に振り回されない」ことが、合格への近道です。
ステップ7｜「相談できる人」をつくる
受験は、孤独になりがちな戦いです。
でも、一人で抱え込む必要はありません。
- 学校や塾の先生
- 家族
- 信頼できる友人
- オンライン家庭教師やメンターチャットなども可
疑問・不安・計画の不備などは、言語化するだけで解決の糸口が見えてきます。
おわりに：一歩を踏み出せば、景色は変わる
「何から始めればいいかわからない」という状態は、“今はまだ何も始めていないから”起こるものです。
でも、この記事を読んでくれたあなたは、すでに第一歩を踏み出しています。
焦らなくていい。完璧じゃなくていい。
正しい順番で、やるべきことを一つずつ重ねていけば、結果は必ずついてきます。
高校受験はゴールではなく、「これから」の始まりです。
その一歩を、今日この瞬間から積み上げていきましょう。
