「勉強しない子」に共通する家庭の特徴とは？今すぐ見直したい親の関わり方

2025年6月16日 2025年6月14日

有利ゼミナール

中学生や高校生を持つ保護者の方から、よくこんな相談を受けます。

「うちの子、全然勉強しないんです」

この悩みは決してあなただけではありません。実際、多くの家庭で同じような課題が存在しています。そして、多くの場合、その背景には“子ども本人のやる気”の問題ではなく、“家庭環境や親の接し方”に共通点があるのです。

この記事では、学習塾の現場で数多くの家庭を見てきた立場から、「勉強しない子」に共通する家庭の特徴と、今すぐ見直すべき習慣や声かけのポイントについて具体的に解説していきます。

1. 「勉強しなさい」が日常化している

親として当然のように出る言葉かもしれませんが、「勉強しなさい」という声かけは、実は逆効果になることが少なくありません。なぜなら、その言葉の背後にある“管理”のニュアンスが、子どもの自発性を奪ってしまうからです。

実際、勉強が習慣化している生徒の多くは、「勉強しなさい」と言われていません。代わりに、「今日は何をやる予定なの？」と、子どもの計画を尊重する聞き方がされています。

テストの点数や成績はもちろん気になるところですが、「なんでこんな点数なの？」「もっと頑張らないとダメでしょ」といった反応が続くと、子どもは「どうせ怒られる」と思い、学習に対して消極的になります。

一方で、「結果はともかく、ちゃんと準備してたのは知ってるよ」「ここまでの努力、見てたよ」といった声かけができている家庭では、子どもの“自己効力感”が育ちます。この感覚が、次の行動の原動力になるのです。

意外と見落とされがちなのが、物理的な環境です。テレビがつけっぱなしだったり、スマホが常に近くにある状態では、どんなに集中力のある子でも勉強に身が入りません。

塾で集中できるのに家ではダメ、というケースは非常に多いですが、その違いは「環境の設計」にあります。

ポイントは以下の3点です：

子どもにとって、勉強は目的が曖昧な行為です。「いい大学に行くため」「将来困らないため」といった抽象的な説明では、納得感は得られません。

むしろ有効なのは、「勉強ができるようになると、選べる道が増える」「誰かの役に立つ力がつく」という、“自分の人生にどうつながるか”を一緒に考えることです。

子どもが「なぜ勉強するのか」を自分の中で腹落ちさせることが、内発的なモチベーションの第一歩になります。

勉強が嫌いになる最大の理由は、「やっても成果が出ない」という経験の積み重ねです。

その解決には、「小さな成功体験の積み重ね」が必要です。例えば、

こういった“できたこと”を親が一緒に認識し、言語化することが大切です。

学習塾の役割は、単に「教える」ことだけではありません。当塾では、以下のようなアプローチを大切にしています：

「勉強しない子」を責める前に、まず環境を見直し、親子での関わり方を変えること。それが最大の学習支援になります。

もし、「うちの子も変わってほしい」と感じられたなら、ぜひ一度、当塾の無料相談をご活用ください。お子さまの“やる気スイッチ”を一緒に探しましょう。