高校受験、何から始める？今すぐできる準備と計画法
有利ゼミナール「高校受験が近づいてきたけれど、何から始めればいいかわからない…」
そう感じているのは、子どもだけでなく保護者の方も同じかもしれません。
高校受験は、子どもにとって初めての本格的な“人生の選択”です。だからこそ、親としてどう支えればよいか、いつ・何を・どんな順番で進めるべきか、不安に思うのは当然のことです。
この記事では、「高校受験 何から始める？」という悩みを抱えるご家庭に向けて、今すぐできる準備と、効果的な受験計画の立て方を、具体的にお伝えします。
■ ステップ①：まずは「志望校の情報収集」から始めよう
高校受験の最初の一歩は、志望校のリストアップと比較です。
🔍 なぜ早めの情報収集が重要なのか？
- 学校によって内申点の配点や当日の試験傾向が大きく異なる
- 私立・公立で出題科目や配点が異なる
- 過去問の傾向や合格最低点を早く知ることで、逆算が可能になる
✅ 具体的なアクション
- 学校説明会やオープンスクールに親子で参加
- 各高校の「入試要項」「進学実績」「校風」を比較
- 学校の先生や塾講師から客観的なアドバイスを得る
高校選びは、単なる偏差値比較ではなく、子どもの性格や学び方、将来像に合うかどうかも重視したいところです。
■ ステップ②：「内申点」の重要性を理解する
中学1・2年の通知表が、すでに高校受験に影響するケースが多くあります。
とくに公立高校の場合、内申点（調査書点）と当日点を合わせた“総合点”で合否が決まるのが一般的です。
📌 中学生の保護者が気をつけたいこと
- 定期テストだけでなく、提出物や授業態度も評価対象
- 学校行事や部活動、ボランティアなども加点要素に
- 「苦手教科だから」と放置せず、全体バランスを意識することが大切
「内申点の取り方がわからない」と悩む子には、日頃の積み重ねの大切さを伝えつつ、点数化の仕組みを一緒に把握しておきましょう。
■ ステップ③：「得点力」の土台を固める
受験勉強＝難しい問題を解くこと、と思われがちですが、まず必要なのは基礎力の徹底です。
特に中学3年生の夏前までは、以下の点に力を入れることが重要です：
- 中1・中2の基本単元を総復習
- 英語・数学は苦手単元をリスト化し、反復練習
- 理社は“用語の暗記”＋“流れの理解”を並行
✅ 保護者としての関わり方
- 「どこでつまずいているか」を一緒に整理してみる
- 週単位での「復習スケジュール」を立ててあげる
- 勉強した成果を小さくても“見える化”して、達成感を与える
受験勉強のスタートでつまずかないためには、「今の自分の立ち位置」を把握し、「どこをどう伸ばせばよいか」を明確にすることがカギになります。
■ ステップ④：「受験計画表」でゴールから逆算する
合格に向けて本格的に動き出すには、目標から逆算してスケジュールを組むことが不可欠です。
特に中3の夏以降は、「時間が足りない」という声が一気に増えます。
📅 受験計画の立て方（シンプル版）
- 試験日から逆算して、「過去問演習期間」を設定（最低2ヶ月）
- それ以前に、「各単元の総復習期間」「模試での実戦トレーニング」などを配置
- 月→週→日レベルに細分化して、学習スケジュールを作成
✅ ポイント
- 無理な計画ではなく、“継続できるペース”を重視
- 毎月の模試結果を分析し、計画を調整する“柔軟性”も大切
■ 最後に｜受験は“親の関わり方”で変わる
高校受験は、単なる学力勝負ではありません。
家庭での声かけや学習環境の整備、適切な伴走が、子どもの力を最大限に引き出します。
親が焦ると、子どもも不安になります。
「まずはここからやってみようか」と、段階を示してあげるだけで、子どもの表情が変わることがあります。
焦る気持ちを少しだけ脇に置き、今、目の前の一歩を親子で踏み出してみてください。
「何から始めればいいかわからない」状態から、「これならやれそう」と思える計画づくりが、受験成功の第一歩になるのです。
