中学生の定期テスト前1週間はこう動く!具体的学習スケジュール-中学生の学習法シリーズ⑤
「テスト前は一応勉強しているけど、何をどうやればいいのか分からない…」
中学生の保護者の方からよくいただくご相談です。実は多くの中学生が、テスト前の1週間の使い方を感覚的にしか捉えられていません。
勉強している割に点数が伸びない子の多くは、“順番”と“配分”が間違っているのです。
今回は、当塾で指導している「中学生のテスト前1週間スケジュール」の具体例をそのまま公開します。保護者の方が読んでも、すぐに家庭で取り入れられる内容です。
1. テスト1週間前に意識すべき基本方針
- 全範囲を網羅しようとしない(優先順位を決める)
- 暗記は早め、演習は後半に集中
- “できるつもり”で終わらせず“アウトプット”で確認する
この3つをベースに動くと、効率的に得点力が上がります。
2. テスト前7日間スケジュール例(5教科対応)
【7日前:全体把握&計画作成】
- 学校配布の試験範囲表を整理
- 各教科の「要注意単元リスト」を作成(=苦手分析)
- 暗記系(英単語・漢字・理社用語)はこの日から毎日反復スタート
- 1日合計:90〜120分(短めでOK)
【6日前:暗記中心・基礎確認】
- 英語:新出単語&文法の整理
- 数学:教科書例題の復習(基本問題だけ)
- 理社:語句カードや一問一答スタート
- 1日合計:120〜150分
【5日前:基礎固め完了&初期演習】
- 英語長文・リスニング問題に初挑戦
- 数学ワークを通してミスが出る問題を抽出
- 理社:一問一答→記述問題形式に切り替え
- 1日合計:150分
【4日前:実戦問題に移行】
- 各教科の過去の学校配布プリントを解き直す
- 理社は“説明できるか”のアウトプット演習(音読・口頭説明)
- 英作文・国語記述問題にも着手
- 1日合計:150〜180分
【3日前:弱点潰し&模擬テスト形式】
- 前日までに出た間違えノートを総チェック
- 実際の出題形式に近い模擬演習を開始
- 理社の重要用語の最終整理(穴埋め問題を活用)
- 1日合計:180分(やや長め)
【2日前:時間内演習・仕上げ】
- 各教科の時間配分を意識した通し演習
- 問題用紙を自宅でも“模試風”に活用
- 弱点単元のピンポイント復習(ノート見直し)
- 1日合計:180〜200分
【前日:確認だけ、詰め込み厳禁】
- 新しいことはやらない
- 間違えた問題だけを見返す
- 軽い暗記の再確認&早めの睡眠
- 1日合計:90分以内
3. テスト前のNG行動
- とにかく“時間だけ”勉強して満足する
- 苦手分野を後回しにし続ける
- インプット(読むだけ)ばかりでアウトプットが不足
- 前日に新しい問題集を開く
こういった行動を避けるだけでも、テスト勉強の質は一段上がります。
4. 保護者ができる声かけサポート
- 「今日は何を仕上げる予定?」(計画意識の確認)
- 「昨日のミスはもう確認できた?」(間違い直しの定着確認)
- 「一問一答クイズ役になろうか?」(短時間テスト役を買って出る)
勉強内容に口出しするよりも、「学習管理役」に徹するのが効果的です。
5. 当塾のテスト前学習サポートの特徴
当塾では、テスト3週間前から計画を行い、
- 個別の範囲表作成
- 週間ごとの学習計画を講師と設定
- 日々の進捗報告と軌道修正
- 毎週の小テストで“完成度”を可視化
という管理サイクルを徹底しています。これにより、生徒本人の「やるべきことが明確になる」環境を整えています。
まとめ
テスト1週間前の学習スケジュールを「見える化」しておくことが、最も安定した成績アップに直結します。
計画力は、中学生の学力向上における最大の武器です。
当塾では、お子さま一人ひとりの特性に合わせた「管理型学習サポート」で、テスト前の不安を“具体的行動計画”に変えていきます。
ぜひ一度、学習計画作りからご相談ください。